『ブイプラス』記事より
※2010年5月17日よりサービスブランド名が「nice to meet you」から「V-CUBE」に変更となりました。
当コンテンツにおけるサービスブランド名の記載は公開時点での情報となります。
■ その想い、伝わっていますか? 第3回 「文字から伝わる想い」 横林 英勲
最近、「ありがとう」や「すみません」という顔文字をよく目にする。
顔文字や絵文字は、メール文化の中で生まれてきた新しい表現方法だ。文字でも絵でもない、映像でもない、文字に感情を入れるというより感情を表現するための文字。それが絵文字だ。なぜ、絵文字という表現方法が生まれたのか。これを考えていくと、コミュニケーションツールの多様化と言葉の進化の方向性が見えてくるのではないかと思う。
コミュニケーション手段としての文字は、もともと手紙や書物で用いられてきた。メールのように、相手にすぐ届けられるものではなかったが、文字量に制限はなかった。伝えたい情報や情景、感情が文字を使って、文章や小説、物語などにまとめられ、表現されてきた。
しかし、現代では携帯電話などの通信機器の普及、そしてメールという文化が生まれたことにより、即時性が生まれ、いつでも簡単に情報を「伝えられる」ようになった。即時性が生まれ、コミュニケーションをとることの容易さが追求されていくなかで、長い文章で伝えるのではなく、もっと簡単に、即時に、相手に情報や想いを伝えることが出来るようになった。と同時に単語や一文など、少ない文字量で「伝える」ことが必要になり、今やそのようなコミュニケーションが溢れている。いわば、文字による会話がいつの間にか生まれ、私たちはその渦中にいるのだ。
この文字による「会話」が発生し、どのようなことが起こっているか―。
一生懸命、好きな気持ちを言葉(文字)にしてメール文で送った人がいた。そこにハートの絵文字が少ないがために愛情が足りない、気持ちが伝わらない、などと言われてしまう始末。文章が短いだけでも努力が足りないなどと言われたりする。これは、恋人ではなく友人や知人とのコミュニケーションでも同様に起こる。短い文章によるコミュニケーションでは、気持ちや感情を表現しにくい。その結果、文字に感情が必要となって、生まれたのが絵文字だ。
絵文字は、携帯電話での活用が多く、動く絵文字など、独自に進化している。
文字のコミュニケーションが当たり前になり、様々な絵文字が飛び交う今では、絵文字の量が少ないだけで相手が機嫌を損ねているのではないか、と推測や憶測で判断する、されることがよくある。
また逆に、謝る場面で、感情を表現する悲しい絵文字や謝っている顔文字を入れているだけで、何となくだが、ただ言葉だけで伝えられるより、より感情を受け止めてもらえることもある。
最初、顔文字は気軽に利用し始めたのだと思うが、今や伝える側の気持ちとは別の部分で、相手の感情に影響を及ぼすコミュニケーション言語のひとつにまで進化している。
現代の、即時性を求められる、少ない文字量でのコミュニケーションでは、誤解やすれ違いを生んでしまう可能性がある。
コミュニケーションツールの選択は、やはり重要で、相手に情報をうまく伝えられるかどうかの大半を占めていると思う。
メールではなく、電話で伝えておけば理解の相違が生まれなかったのに...。電話でなくて、会って話せば認識が合ったのに...。
理解の相違は、営業であれば、クライアントを怒らせてしまったり、開発であれば、出来上がったものがクライアントの求めるものと違っていたり、恋人同士であれば、すれ違いで喧嘩になったりということを生む。
すれ違いは、言葉に「感情」を伴えなかったことで起こることが多いのではないか。私たちは、このようなすれ違いの問題を解決するために絵文字を使っているのだろう。
表情が分かれば、すれ違いを避けることが出来る。表情で感情が分かるということを我々は知っているのだ。
インターネット大国である日本では、非常に恵まれたことに高速回線が手軽に利用できる。大容量メールだって、ブログだって、テレビ電話、Web会議だって、選択できる環境にいる。私たちはビジネスの場でも、プライベートの場でも多くのツールから選択できるはず。うまく感情を表現したり、また時には、逆にそれを省くツールの選択をして、よりすれ違いのない、ハッピーな人間関係を築いてほしい。
※2010年5月17日よりサービスブランド名が「nice to meet you」から「V-CUBE」に変更となりました。
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■ その想い、伝わっていますか? 第3回 「文字から伝わる想い」 横林 英勲
最近、「ありがとう」や「すみません」という顔文字をよく目にする。顔文字や絵文字は、メール文化の中で生まれてきた新しい表現方法だ。文字でも絵でもない、映像でもない、文字に感情を入れるというより感情を表現するための文字。それが絵文字だ。なぜ、絵文字という表現方法が生まれたのか。これを考えていくと、コミュニケーションツールの多様化と言葉の進化の方向性が見えてくるのではないかと思う。
コミュニケーション手段としての文字は、もともと手紙や書物で用いられてきた。メールのように、相手にすぐ届けられるものではなかったが、文字量に制限はなかった。伝えたい情報や情景、感情が文字を使って、文章や小説、物語などにまとめられ、表現されてきた。
しかし、現代では携帯電話などの通信機器の普及、そしてメールという文化が生まれたことにより、即時性が生まれ、いつでも簡単に情報を「伝えられる」ようになった。即時性が生まれ、コミュニケーションをとることの容易さが追求されていくなかで、長い文章で伝えるのではなく、もっと簡単に、即時に、相手に情報や想いを伝えることが出来るようになった。と同時に単語や一文など、少ない文字量で「伝える」ことが必要になり、今やそのようなコミュニケーションが溢れている。いわば、文字による会話がいつの間にか生まれ、私たちはその渦中にいるのだ。
この文字による「会話」が発生し、どのようなことが起こっているか―。
一生懸命、好きな気持ちを言葉(文字)にしてメール文で送った人がいた。そこにハートの絵文字が少ないがために愛情が足りない、気持ちが伝わらない、などと言われてしまう始末。文章が短いだけでも努力が足りないなどと言われたりする。これは、恋人ではなく友人や知人とのコミュニケーションでも同様に起こる。短い文章によるコミュニケーションでは、気持ちや感情を表現しにくい。その結果、文字に感情が必要となって、生まれたのが絵文字だ。
絵文字は、携帯電話での活用が多く、動く絵文字など、独自に進化している。
文字のコミュニケーションが当たり前になり、様々な絵文字が飛び交う今では、絵文字の量が少ないだけで相手が機嫌を損ねているのではないか、と推測や憶測で判断する、されることがよくある。
また逆に、謝る場面で、感情を表現する悲しい絵文字や謝っている顔文字を入れているだけで、何となくだが、ただ言葉だけで伝えられるより、より感情を受け止めてもらえることもある。
最初、顔文字は気軽に利用し始めたのだと思うが、今や伝える側の気持ちとは別の部分で、相手の感情に影響を及ぼすコミュニケーション言語のひとつにまで進化している。
現代の、即時性を求められる、少ない文字量でのコミュニケーションでは、誤解やすれ違いを生んでしまう可能性がある。
コミュニケーションツールの選択は、やはり重要で、相手に情報をうまく伝えられるかどうかの大半を占めていると思う。
メールではなく、電話で伝えておけば理解の相違が生まれなかったのに...。電話でなくて、会って話せば認識が合ったのに...。
理解の相違は、営業であれば、クライアントを怒らせてしまったり、開発であれば、出来上がったものがクライアントの求めるものと違っていたり、恋人同士であれば、すれ違いで喧嘩になったりということを生む。
すれ違いは、言葉に「感情」を伴えなかったことで起こることが多いのではないか。私たちは、このようなすれ違いの問題を解決するために絵文字を使っているのだろう。
表情が分かれば、すれ違いを避けることが出来る。表情で感情が分かるということを我々は知っているのだ。
インターネット大国である日本では、非常に恵まれたことに高速回線が手軽に利用できる。大容量メールだって、ブログだって、テレビ電話、Web会議だって、選択できる環境にいる。私たちはビジネスの場でも、プライベートの場でも多くのツールから選択できるはず。うまく感情を表現したり、また時には、逆にそれを省くツールの選択をして、よりすれ違いのない、ハッピーな人間関係を築いてほしい。




